クレモナの巨匠であるFrancesco Bissolotti 氏の工房にて伝統製法である内枠式の製作技術を習得しました。カッシ氏自身ビソロッティ氏の工房に弟子入りできたことを幸運であったと考えており、今でもマエストロの工房を訪れ自らが製作する楽器について意見を求めています。現在では、巨匠の製作方法を踏襲しつつオリジナリティ溢れる楽器を世に送り出しています。特筆すべきは下ナット（テールピースワイヤーの下部）のデザインが丸く仕上げられていることでもわかるように、力学や材木の経年変化などを研究し、世紀を越えて受け継がれる楽器を製作しています。
この楽器はStradivari の型で製作され均整の取れたプロポーションが所有欲をそそります。柔らかく甘い音色はカッシ氏のバイオリンの最大の魅力であり、この楽器にも見事にその特徴が与えられています。

価格については、お問合せください。